こんにちは。なみです。
今回は、チェロを持って飛行機に乗る方法について書きたいと思います。
飛行機で楽器と一緒に移動するのは、電車や新幹線よりはハードルが上がりますが、長距離移動になると欠かせません。長距離移動の際に、自分の楽器も一緒に持っていきたい!という方の参考になれば、と思います。
私は実際にスカイマークを何度か利用したので、スカイマークの場合についてお伝えします。
機内の座席に持ち込む
私は機内の座席を自分の分に加えて、もう1席購入して持ち込んでいます。
ちなみに、機内に追加料金なしで持ち込めるのは、以下の条件の場合です。
機内持ち込み手荷物サイズ(55cm×40cm×25cm以内で10kg以下)内の大きさの楽器
【国内線】機内に楽器を持ち込むことはできますか? (skymark.co.jp)
この条件ではチェロは入りません。このサイズは、座席上の棚に入るサイズということになるので、当然ですね。
他に、貨物室に預かってもらう方法もあると思います。ただ、楽器は非常に繊細です。気圧の変化や衝撃にとても弱いです。私は、出来るだけ楽器にトラブルが起きてしまうのは避けたいと思っています。常に自分が扱うわけではないので、必ず慎重に運んでもらえる保証はありません。頻繁に飛行機を利用するわけではないので、 私は保険の意味も込めて機内に持ち込んでいます。
料金
では、もう1席購入すのにいくらかかるのか。
「特別旅客運賃」というものを支払うのですが、料金は1席一律10,000円です。
これが安いのか高いのか、感じ方は人それぞれだと思いますが、スカイマークの座席の運賃と比べてみます。(2021年9月7日現在)
まずは、連休に挟まれた日曜日で比較的値段の高い日。

ここではたす得料金でも10,890円と、楽器の席より高くなります。普通運賃だと6,790円も高くなってしまいます。
次に平日を見てみます。

ここではいま得料金が設定されているため、6,890円と楽器の座席よりも安くなります。楽器の席と合わせて購入しても、高い値段設定の日と変わらないくらいの値段です。
このようにスカイマークは安い日を狙えると、値段は比較的抑えることができます。
予約方法
スカイマーク予約センターで予約できます。
普通の座席だけならWeb予約出来るのですが、楽器用の席を予約できるのは電話だけです。一日中繋がらないこともあるので、ここは改善されるのを願っています。
予約の際は、始めに楽器を機内に持ち込む旨を伝えるとスムーズです。
普通の座席を予約するのと同じように搭乗日や氏名、年齢などが聞かれます。特別なことと言うと、楽器の「種類」や「大きさ」、「重さ」が聞かれます。大きさや重さは、すぐには答えられない場合もあると思いますので、事前に測ってメモしておくことがおススメです。
スカイマークでは、楽器を置ける席が最前列6席のフォワードシートのみと決まっています。今まで経験はありませんが、フォワードシートが満席の場合は予約できません。
本来、フォワードシートは追加料金1,000円を支払わなければいけません。しかし、特別旅客運賃の10,000円分を支払えば、追加料金なしで本人の座席もフォワードシートになります。
このフォワードシートには以下の3つの特典があります。
- 搭乗口での優先搭乗
- 機内にてソフトドリンク1杯の無料提供
- お預かり手荷物を優先的に返却
10,000円も払っているのだから、プチ贅沢気分を味わわせてもらいましょう。
搭乗日の流れ
搭乗日は1時間前には受付を済ませるようにします。手慣れたスタッフの方だと、一瞬で手続きが完了するのですが、楽器の対応が初めてのスタッフの方だと、たまに困らせてしまいます。
スタッフの方は様々ですが、改めて大きさや重さを測ります。そして、楽器ケースに専用のタグをつけて頂き完了です。
搭乗手続きでは、X線に手荷物とともにチェロも通します。台に乗せる時と降ろすときは、出来るだけ自分で行っています。
まずは、1つ目の特典である優先搭乗の案内で1番に乗り込みます。そこで座席にベルトで楽器を固定します。いつも添乗員の方が手伝ってくださいます。
後は空の旅を楽しむだけです。
まとめ
予約や手続きは少し面倒ですが、慣れるとスムーズです。
私自身、初めて楽器を持ち込む時はすごくドキドキしました。しかし、添乗員の方やスタッフの方が優しく対応してくださったので安心して乗ることが出来ました。
電車で楽器を持って乗るときは、邪魔にならないようにかなり気を付けていますが、周りの目が気になってしまいます。でも、飛行機の場合はお金を払って場所を確保できているという安心感があります。
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